社員紹介
小山工場 品質管理課
T.I.
工業高校卒/2007年入社
この工場には熟練職人による、世界に誇れる技術が継承されている。
――あなたの業務内容は?
私がいる品質管理課は、受注のあったガスのカスタム仕様データの保管や、工場内の作業規準の管理、お客様からのクレーム対応などを行う部署です。
その中で私は製造の可否判断の業務を担当しています。お客様からこういう仕様で標準ガスを作りたいとお問い合わせがあった時、その仕様で製造が可能か否かを判断します。
小山工場で作る標準ガスは、他工場と比べて混ぜるガス種が多かったり、各ガス濃度の許容範囲が狭いオーダーもあるため、判断のむずかしいものが多いのが特徴です。
――入社動機は?
そもそも私はモノづくりが好きだったので工業高校の機械科に進学しました。そして私の就活期は2008年のリーマンショックより前だったので、当時は福利厚生や待遇のいい製造系企業がたくさんありました。そこで高校に求人票が来た企業の中から、給料や休日数、ハードワークがないなどの好条件で絞り込んでいったら、この会社にたどり着きました。
――入社前後の印象に変化は?
入社後に、大気汚染や排気ガスなど地球環境の測定に標準ガスが使われていることを初めて知って驚きました。しかも自動車業界で重要な測定にも使われていたりして、それまでのガスの印象が一変しました。
――この会社の強みは?
誰もが知っているいくつもの大手企業が当社の標準ガスを使っています。しかも当社は標準ガス業界の中で高いシェアを占めています。
それを支えるのは熟練の職人技を持つ技術者で、当社にはそうした技術者が何人もいます。技術の伝統は小山工場内はもちろん、当社の他工場にも移管・継承されています。
――仕事のやりがい、やりごたえは?
自分が製造の可否を判断したガスで作られた最先端デバイスがあって、それを積んだ人工衛星が打ち上げに成功したことがありました。あの厳しい仕様はあのためだったのかと、世界的なビッグプロジェクトに自分も少しは関われたことを知った時は、素直に感動しました。
――いま個人的にチャレンジしていることは?
ガスの仕事では資格が役に立ちます。現在会社が若手に推奨している「高圧ガス製造保安責任者」の国家資格を、私は入社2年目に取得しました。今は乙種ですが、より大規模な工場管理ができる甲種もいずれ取得できればと思います。そのほか、これまでに仕事を通じて多くの知識を身につけてきましたから、「QC検定」など、次々と資格の取得に挑戦しようと思っています。
将棋で養った集中力が仕事に役立っている。
――あなたの特技は?
私は仕事の集中力に自信があります。これは将棋で養われたと思っています。ルールを覚えたばかりの高校生の頃に本気で将棋に打ち込み、県大会でベスト8に残って新聞に載ったこともあります。
――学生さんにメッセージは?
社内の部活動など遊び面も充実している会社です。パワハラなどのハラスメントのゼロ宣言もあるなど、社員のためを考えた制度がしっかり機能していて居心地がいい会社なので、ぜひ会社説明会に来てください。