安定した経営と、モノづくりの醍醐味。両者が両立した会社に興味を持った。

――あなたの業務内容は？

入社当初は三重工場のモノシラン棟という建屋でモノシラン（半導体材料ガス）の充填を担当していました。
そして現在はMO棟という建屋で、半導体材料ガス（アルシン、ホスフィン）の充填を担当しています。また、客先から戻ってきた容器の残ガスの放出と内部の洗浄をしたのち、次の充填に備えて容器を管理しています。

――入社動機は？　

そもそも私は、就職するなら公務員のような安定した職業を志望していました。しかしある日、工学部の研究室に標準ガスのボンベがあって、なぜか気になって、ボンベに書かれたJFPという社名をネット検索してみました。すると、その会社は半導体用ガスの国内シェア1～2位を争っていて、製造元は大陽日酸の100％子会社だとわかりました。そういうメーカーなら経営も安定しているだろうし、製造に特化した会社ならモノづくりの醍醐味も味わえるのではないかと興味を持ったのが入社の動機です。

――入社前後で印象に変化は？

入社してすぐ、半導体というものが本当にガスで作られていることに、あらためて感動しました。そして自分が入社した会社が世界屈指の半導体メーカー各社と大量の取引があることに驚きました。

――この会社の強みは？

当社は世の中の景気や地震・台風などの天災、緊急事態といった大きな変動に左右されることのない、安定して盤石なニーズのある会社です。しかも今や5G通信やGPSの自動車、リモート会議などの普及が加速しつつあって、特殊ガスの需要がより高まっているのを肌で感じます。これはまさに当社の強みです。

――仕事のやりがい、やりごたえは？

自分が充填した容器が毎日、目の前で大量に出荷・返却を繰り返す様子を見ていると、会社の売上に自分が貢献できていることが実感できます。日々の苦労が報われれば、仕事の疲れもすーっと消えていきます。

――いま個人的にチャレンジしていることは？

自分もいつまでも若手でいられるわけではありません。やがて入社して来る新しい世代のためにも、「高圧ガス製造保安責任者」をはじめいろんな資格を取得して、いずれは自分が責任者となって工場の全体の人員や設備の状況を監督できるようになろうと思っています。

会社集団の基本となる挨拶とお礼を習慣にする。

――座右の銘は？

むかし弓道をやっていて、挨拶とお礼を声に出す習慣が身につきました。小さなことのようですが、社会人としてコミュニケーションの基本である挨拶とお礼は大事ですから、どんな時でもそれは心がけています。

――学生さんへのメッセージは？

新人でもベテランでも、半年ごとに待遇、勤務場所など仕事上の要望を本音で言える場がある会社です。また、社長みずから有給休暇を消化しましょうと社員に号令をかけるなど、社内制度を利用しやすい企業風土もあります。これらを本当に実践している会社が本当にあることを知っておいてください。